一般的にニキビというと放置しておけば自然と治ると思っている方がいいでしょう。
また、ドラッグストアで購入できる専門のお薬や病院で処方されるお薬を塗って治療する方が多いでしょう。
しかし、重度のニキビやその痕の凹凸にはトレチノイン配合のクリームが効果的です。
正しいニキビの治し方を知ることで肌に凹凸を作らないようにすることも可能です。
ではドラッグストアや病院で使われるお薬とトレチノインの違いは何かというと、病院では抗生物質やイオウが配合された軟膏などのクリームが処方されます。
ドラッグストアで購入できるお薬もまたイオウや殺菌性のある成分が配合されているので原因となるアクネ菌を殺菌する事に特化しています。
一方、トレチノイン配合のクリームの場合はお肌の角質をはがし皮脂の過剰分泌を抑える作用やお肌内部でコラーゲンを増やす作用等があるため、お肌の凹凸を綺麗にしたり小じわやシミ、毛穴の開き、火傷の治療などにも使用されます。

ちなみにトレチノインはニキビ痕の凹凸改善とともにどのようなニキビの治療に効果的かというと今既にできてしまっているタイプ、色素沈着してしまった茶色いニキビ跡、赤や紫などの跡などに効果的です。
なお痕や凹凸に関しては肌の角質をはがしてターンオーバーを促す事で効果を発揮するのはわかりますが、既にできているニキビに対して効果を発揮するその原理は、ニキビは皮脂腺の機能が亢進して毛穴の入り口に角質がたまった状態で盛り上がって起こるため皮脂腺を委縮させ毛穴に蓋をしている角質をはがす事で治していくそうです。

さらにトレチノインは元々人間の血液中に含まれる成分なので抗原抗体反応、アレルギー反応を起こしにくく、その場しのぎの治療と違いお肌の内部から肌質を変えていきハリをよみがえらせるためアメリカではニキビ・シワのお薬として早くから認可されていました。
ですから「若返り、美肌のお薬」とも呼ばれています。
ただ効果が大きい分副作用も多少あり、角質をはがす際に痒みやヒリヒリとした感じが現れる場合があります。
もしもこういった症状が悪化し酷い痒みや湿疹、腫れ等が出た場合は医師の診察を受けましょう。

シミやそばかすなどの肝斑治療にも使用される

ニキビ跡やニキビに治療に効果的なトレチノイン配合のクリームですが、市販薬としてはまだ認可されていません。
なのでもしもトレチノイン配合のクリームを使用したい方は美容外科や皮膚科などを受診してからの使用となります。

またトレチノインはニキビの治療薬としてだけではなくシミやそばかす、肝斑治療に用いられ、シミやそばかす、肝斑の治療の際はトレチノイン配合のクリームと一緒にハイドロキノンという美白剤を一緒に使用してシミやそばかすを解消していきます。
さらにトレチノインクリームでシミ等の治療を助けるビタミン剤やトラネキサム酸が配合された飲み薬なども処方される事が多いようです。
ちなみに治療期間に関しては一般的には2週間から6週間ほどの期間を美白治療(漂白期)に当て、後の2週間から6週間を炎症を落ち着かせる期間(治療期)として考えながら1週間に一度の通院が必要となります。
このように医師の指導の元治療を行う事で副作用も起きにくく、綺麗にシミやそばかす、肝斑を改善していくことが出来ます。

なおニキビ治療を始めシミ、そばかす、肝斑治療の際の費用ですがトレチノイン配合クリームや専門の基礎化粧品代、日焼け止め等を含み自由診療で3万円から5万円くらいが一般的なようです。
また期間は3か月ほどを要しお薬が無くなった場合はその都度購入していくことになります。
お薬自体の料金はトレチノイン0.1g配合のクリームやジェル・軟膏5gでだいたい5千円(病院によって違うので2000円くらいで購入できる場合もあります)くらいで購入できます。
自宅で行う治療なので洗顔後のお薬の塗り方や皮膚がはがれる際の対処法などを医師の指導を受けながら行い、通院の際はカウンセリング料金や指導料も必要となります。